2021年8月 空き家対策の事例をご紹介。
社会問題化している空き家問題。
住む人がいなくなって、空き家になることで、管理が行き届かなくなる。
その結果、草木が生い茂り、隣近所に多大な迷惑をかけることになります。
草や木に枝が、敷地をまたぎ隣の家や道路にはみ出し邪魔になったり、虫がわいたり。
そんな空き家問題に対処しようと、東邦住宅㈱では力を入れて取り組んでいます。
今回おこなった、空き家を売却するまでの過程をご紹介いたします。
空き家対策の問題点。
空き家でよくある事例としては、空き家の主が長期で入院してしまったり、介護施設に入るといった話です。
特に、認知症となっている時に、その問題はより複雑になります。
家や土地の売却には、所有者である本人の意思が必要になります。
ところが、認知症となってしまうと、本人の意思確認が出来なくなってしまう。
つまり、『売ったり、貸したり』ということが出来なくなる。
使いようがない空き家を、草を除草したり、枝を切ったり、掃除をしたり、ただただ管理し続けなければいけない。
子供たちの負担は、金銭的にも肉体的にもとても大きな負担となります。
そこで、今回は司法書士などの専門家とタイアップして、成年被後見人等の検討をいたしました。
もし子が後見人となることが出来れば、子が代理して空き家となっている家と土地を売却することができるかもしれないからです。
空き家の売却はどうする?
空き家を売るといっても、草木が生い茂った空き家をそのまま売ることはなかなか難しい。
そこで、空き家を解体し、更地にして売却するという事をします。
具体的には、解体屋などと連携を取り、空き家を解体し、その後更地にして売却をすすめます。
東邦住宅㈱では、今まで土地の分譲などを行ってきた経験があり、この手の連携して行う仕事は、得意としております。
土地自体は、良い場所にあったことは幸いでした。
朽ちてきた空き家が無くなり、景観がよくなったことで、土地の印象はガラリと変わるものです。
すぐに、新しく家を建てたいという希望者が現れ、無事売却することが出来ました。
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